日本と海外の習慣の違いに関するテレビ番組が人気を集めていますが、日本と海外のお葬式の違いに関しても知っておけばよい参考になります。多くの人々に信じられている宗教としてキリスト教が広まっているアメリカやヨーロッパでは、死者の復活が信仰されています。
このため日本の埋葬方法ように火葬ではなく、土葬が行われることが一般的です。しかし土地不足が懸念されるヨーロッパではキリスト教国であっても火葬に移行している国が多く、例えばイギリスでは火葬の普及率が73パーセントと高くなっています。
一方で広大な土地があるアメリカでは火葬の普及率は40パーセントと低い割合になっています。葬儀にかかる費用に関しては、日本では平均が約230万円と高額になっています。一方でアメリカでは40万円から80万円でイギリスでは約12万円、ドイツでは約20万円です。
日本で葬儀にかかる費用は他の欧米諸国に比べて、たいへん高いレベルになっていることがわかります。例えばアメリカでは日本のように香典を贈る習慣がなく、香典の代わりとしてカードと花を贈るのが一般的です。葬儀のためだけに利用される葬儀会場がなく、葬式は墓地や教会で行われます。
墓地で葬儀が行われる場合には、参列者がいる前でお墓に埋葬されることになります。服装に関しては日本と同じように黒いスーツや黒いワンピースを着ることが一般的で、派手なアクセサリーを身につけたり肌を露出するのは好まれません。